17.kiss

『優しい温もり』






 ふっ、と触れるように堕ちるあなたの唇。
 私の心は、その微かな温もりだけで燃え上がる。

 彼への気持ちはもう、止めることはできない。
 日ごと、時間ごとに想いは募るばかり。
 どうしてこんなにも、彼のことを想うようになってしまったのか。
 考えても答のない迷図に入るだけ。
 ただ私は、いつも彼を求めている。
 強く、彼を求めている。

 その優しい声で、私の名を呼んでほしい。
 その温かい唇で、私の首筋にkissを落としてほしい。
 それだけで、私の心と体は溶ける。
 もう、立ち直ることができないくらいに。

 あなたがいないときは、あなたの姿を追い求め。
 あなたがいるときは、あなたがくれる幸せの中に浸る。
 もはや私は、あなたなしでは生きられない。
 あなたのkissは、言葉よりも饒舌に語る。
 愛していると。
 愛されていると。





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