Someday you may realize that you've got something to lose
You'd be so afraid that you're to pay for the mistakes you've made
Someday you may see how weak you got after all those years
You'd moan ‘cause then and only then you'd know the fact
That today may be the last

So try to make it last ‘cause today may be the last
Try to make it last ‘cause today may be the last

Someday you may find yourself lost, blind and left behind
You'd never know things you seek are not so far from where you are
Someday you may think there's no way out of where you live
You'd cry a river, but listen, what you think doesn't mean a thing
I said today may be the last

So try to make it last ‘cause today may be the last
Try to make it last ‘cause today may be the last

Today may be the last

You've got to make it last


いつの日か、お前は失うものがあるということに気づくかもしれない
自分の犯した過ちの代償を払わなければならないことを恐れるだろう
いつの日か、お前は長い年月を経て自分が弱くなったことに気づくかもしれない
その時になってやっと真実を知り、お前は嘆き悲しむだろう
今日が最後かもしれないという真実

だから続かせるんだ 今日が最後かもしれないのだから
続かせるんだ 今日が最後かもしれないのだから

いつの日か、道に迷い、何も見えず、置いて行かれたと思うかもしれない
捜し求めるものがそんなに遠いわけではないと、お前には分からないだろう
いつの日か、自分の生きている場所に逃げ場なんてないと考えるかもしれない
お前は泣き叫ぶだろう。でも、聞くんだ、お前の考えることなんて何でもないんだ
俺は今日が最後かもしれないって言ったんだ

だから続かせるんだ 今日が最後かもしれないのだから
続かせるんだ 今日が最後かもしれないのだから

今日が最後かもしれない

続かせなければいけないんだ



 今回の詩は一風変わった出来方だった。
 Today may be the last──今日が最後かもしれない──その英語詩を聞いた瞬間に頭の中がスパークして、一気に『降り』た。
 歌詞は次から次へと英語で出てきた。もっとも、自分の英語力の問題もあって、完全にとはいかなかったけれど。
 全てのフレーズが出てからそれを修正して、歌詞として仕上げる。
 それを颯に見せたときの反応は、やはり困惑したものだった。
「英語なんて使えたのか」
「こう見えても一応秀才の学校卒業してるんですけど」
「そういやそうだったな。普段がアレだからすっかり忘れていた」
「自分の彼女をそんなふうに言うな」
 はあ、とため息をつく。
「Not bad」
 突然聞き取れない言葉で颯が言う。目を丸くしているとつけたしてきた。
「悪くない、と言ったんだ」
「あ、英語?」
「お前が英語詩を書いてきたからな。応えてみた」
「へー、颯って英語喋れるんだ」
「少しな」
 つくづく謎な奴、と毒づく。とはいっても、自分は別に彼のミステリアスなところに惹かれたわけではない。
 ただ、彼の周りにある不思議な空気。

 彼の周りは、いつも血で汚れている。

「いい曲ができそうだ」
「ホント?」
「ああ。明日まで待ってろ。いい曲をお前に聞かせてやる」
 どこまでも自信家なくせに、いつも傷ついている彼の傍にずっといる。そう私は決めている。






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